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特別編第5章 改・バッティング理論
先程、イチローのスウィングは綺麗だと言いましたが、イチローはこの”綺麗”な
動作についてこう語っています。「野球においてそれぞれのプレーが”綺麗”だということ
は、しっかりとしたプレーができているという証拠。」まさにその通りだと思います。
長嶋終身名誉監督も現役時代は、打撃も守備も何もかもが”綺麗”でそれはまさしく美技
であり、ファンをいつも魅了していたと言われます。長嶋さんが守備をしている映像は
何回も見たことがあるのですが、素晴らしく上手いと思います。ショートの黒江との連携は
それまた最高でした。でもただ単に「スゲー!!」と思うこのプレー。よくよく考えてみると
それは長い間野球をして築き上げた野球の基本がしっかりと身についてるからだと思うんです。
今その何もかもが”綺麗”で美技であるのがシアトルマリナーズのイチロー選手だと思います。
バットを振ればバットが長く見えるようなスウィング、走ればスラリとした足を軽快に弾ませ
、守備では試合の流れまでも変えそうなレーザービーム。こんな選手が他にいるでしょうか?
今回は打撃について語っているので打撃が美しい選手を挙げてみたいなと思います。
千葉ロッテマリナーズの福浦、福岡ダイエーフォークス(2004年12月現在)の松中、オリックス
・バファローズの中村(2004年12月現在)、横浜ベイスターズの佐伯、ヤクルトスワローズ
の岩村と稲葉、阪神タイガースの今岡、濱中、金本、鳥谷、桧山、片岡、読売ジャイアンツの
仁志。くらいですかね。彼らはスウィングする時にバットが通常より長く見えます。
特に福浦に関しては打撃センスはイチローと同じものを持ってます。何故それで今まで
首位打者を一回しか獲れていないかと言うと、まず怪我をおしての出場、シーズン前半での
著しい低打率、足が遅い、好不調の波がイチローより激しいという点ですかね。
彼の打撃が何故美しいかと言いますと、やはりそれは下半身主導でバットをスウィングしている
からなんですね。下半身主導でスウィングする事によって自然とバットが出るのでグリップエンド
からバットが出てきてインサイドアウトのスウィングつまり、グリップエンドは最短距離、ヘッド
は遠回りに出るというスウィングができるんですね。もうおわかりになられたでしょうか?
グリップエンドは最短、ヘッドは遠回りという関係が成り立つのでバットが長く見えるんですよ。
それができるのは下半身主導のスウィングをした時だけに限るんです。